映画 闇金ウシジマくん Part3
今日も高金利で金を貸す金融屋「カウカウファイナンス」の丑嶋馨(山田孝之)。
フリーターの沢村真司(本郷奏多)は偶然知り合ったモデルのりな(白石麻衣)にあおられて、ネットで1秒間に1億円を稼ぐという天生翔(浜野謙太)のビジネスに身を投じ、カウカウファイナンスを巻き込んだある計画を考える。
一方、サラリーマンの加茂守(藤森慎吾)は妻帯者でありながら遊ぶ金欲しさにカウカウファイナンスで借金を重ね……。 (Yahoo!映画 より)
★★★★☆
総評:ドロドロ感が足りない
闇金ウシジマくんは彼氏が漫画をずっと読んでて「面白いから」と勧められて見始めた作品で、なんか見たら後戻りできない世界を見るようで怖くて見れなかったんですが…
ドラマを初めから見てみたら面白い事面白い事…!
てなわけでシーズン2からはリアルタイムから見る様になって、映画は映画館で見るのは初だったんですがこれまでの作品は全て見て来てての感想…
ファイナル序章としてはドロドロ感が足りないな…
って感じ。
でもでも、ウシジマのたまに見せる優しさが今回大盤振る舞いって感じで凄く優しい気持ちになれる終わりで意外でした。
シーズン3のドラマの方がえげつなくて、「うわー」ってウシジマワールド炸裂って感じだったので、今回のこの作品は思いのほかあっさりって感じ。
でも、公開前の山田孝之のインタビューで「ウシジマのくせに、いい話」って言ってたんで、これか!とは思ったけど。
山田孝之が演じるこのウシジマの存在感がマジで半端ない。
ほぼ台詞は無い、表情は無い、出番もそんな無い、でもきちんとそこに存在しているという存在感。
これは彼にしか作れない役どころだなぁと感服するばかり。
以前はあまり好きじゃなかったんですが、どんどんハマってしまう役者さんですね。
次回の映画で本当にファイナルというのが本当にもったいない作品。
人がつい目をそむけたくなる、でも見たい…そんな闇の世界を上手く表の世界とリンクさせているから凄く不気味。
自分たちが生きているこの世界の中、同じ空気を吸いながら彼らがいる…そんな非常にリアルなキャラを作っているクリエイター側もキャスト側も凄いなとしみじみ思っちゃいます。
この作品をみた後、街を歩くとあんな世界がもう同じ空気の中に存在しているんだなと考えさせられる。
この作品は映画作品よりもドラマが元なので順番に見て行く事をおススメします。
特にこの映画公開直前に終了したドラマのシーズン3はドロドロ感が凄くて「ドラマにしては内容濃いな…」と胸やけ気味になったもんです(笑)
しっかし最上もがちゃんは必要だったのかしら…?
と不思議な思いで見てましたが、うん、やっぱりもがちゃんは可愛い。